2012年02月22日

セクハラの誕生

明日からいよいよシベリア。楽しみで仕方がありませぬ。
午前中、明日の楽しみを活力源にひたすら論文書き。
途中、セクハラの誕生という本を読み耽ってしまう。



セクハラというものが初めて意識された裁判は僕が1歳のころの1986年らしい。
西船橋駅で酔っぱらった男性が女性にからみ、嫌がった女性が男性をふりほどいた結果、ふらふらと男性がホームに落ちてしまい、電車にひかれて亡くなった(ちなみに女性は起訴されるが無罪となる)。僕が理解した限り、これはつまり、性差別なのだと。当時の日本には、昼夜関係なく、女性が男性からイジられる、ということが日常茶飯事だったらしい。だから、この事件の深層には、男性に対する女性の人格権の侵害問題がはらまれている、ということらしい。

ノンフィクションだし、感情に訴える文章が多かったので、夢中になって読ませていただいた。
これからも十分に気をつけようと思った。

昼、また論文書き。
途中歴史のマンガをまた読む。アインシュタインの伝記もあったのでそれも読む。
原爆が落とされる前に日本を訪れていたのは知らなかった。

おやつの時間、研究室の仲間とカフェでおしゃべり。
クマを研究している後輩を中心に、トウガラシ水入り水鉄砲でクマを撃退するために早撃ちの練習すれば、とか罪のない話で盛り上がる。

夕方、ついに初稿完成。図表を作るところから始めておよそ一カ月。アイデアの原型が出てくるところまでさかのぼると2カ月かかった。シベリアから帰ってきたら第二稿を書きあげて、3月中にボスに見せたい。
ラベル:書評
posted by しばきん at 22:54| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月21日

前向きな推論と後ろ向きな推論で問題を解く

午前中、家にて論文作業。
途中論文とは関係なく唐突に、前向き方程式・後向き方程式の意味を調べていて、なんか違うものがヒットした。

ACTによる中学生の問題解決研究, 狩俣 智, 琉球大学教育学部教育実践研究指導センター紀要(3): 1-11, 1995

中学生に、ある辺と辺の長さが等しいことを証明させる。しかし、辺と辺の長さが等しいことを示すにはどうずればいいか。ここでボトムアップの考え方とトップダウンの考え方がある。ボトムアップだと、(たぶんだけれど)、まず今分かっている情報を全部書きだしてから、次に分かる情報を書いていく。それを続けて解に至るのだろうが、このアプローチの仕方だとうまく問題が解ける生徒が少なかった。いっぽうのトップダウンの考え方だと、まず辺と辺の長さが等しいということを証明するのに、その二つの辺を持つ三角形が合同であることを示せばよい、ということから始まる。すると、合同を示す条件である、一辺とその両端の角が等しいことを導けばよい、という問題にすり替わる(ブレイクダウン)。問題解決に至った生徒はこの解き方をしている生徒が多かった。

前者が前向き推論、後者が後ろ向き推論というらしい。
なるほど確かに目標を別の目標に言いかえたり、いくつものサブ目標を作って大目標に挑むのは、これと似たような作業だと思う。統計学的には代表性の問題等色々気になるところはあるが、この論文の主張は面白いし納得できる。日本語だし読みやすかった。

お昼食べてロシア語の勉強。
文法メチャクチャだけど少し話せる気になってきた。
ひたすら単語カードを作成する。

マンガで世界史の勉強。
僕は恥ずかしいくらい歴史を知らないので、このくらいでちょうどいい。
せっかくロシアとドイツに行くのだから、そのあたりのことは知っておいたほうがきっと楽しい。



15:00からゼミ。
色々応用が利きそうな解析方法であることを確認。やっぱNatureクラスはアイデアが違う。
なんかに使えないかなぁ。

その後、授業料免除の必要書類要請を実家に送る。
シベリア鉄道で読むつもりの「数学ガール フェルマーの最終定理」を回収。このシリーズ大好き。
posted by しばきん at 22:33| 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 研究生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月20日

費用対効果の低い保護区域を入れ替えて保全効果を高める

卒業旅行でシベリア鉄道乗ってきます。それの書類が来るというので、自宅にて待機。勉強もせずに読書。

連続殺人鬼 カエル男


さよならドビュッシーを読んでからこの作者に大層ハマった。おやすみラフマニノフを読んでからこの本へ手を出す。刑法39条第一項に「心神喪失者の行為は、罰しない。」というものがあるらしい。犯人はとてもここで書けないような気味の悪い殺人を繰り返す。犯行現場の横に必ず、被害者をカエルに例えた稚拙な文章が残されていて、カエル男と命名される。カエル男の犯行を止められない警察に対して、市民が警察署に殴りこみをかけるシーンがすごくリアル。自分たちの身を守りたいがあまりに暴徒化し、防戦一方の警官を殴りまくる大衆が、目に見えるようだった。最後にカエル男の正体が暴かれたと思ったらそこから2度のどんでんがえし。しかし個人的には、隠されたもう一回の裏話があるように思う。なぜ最後の最後で「因果応報」という言葉が出てきたのか。何故自分の意思で次の獲物を選ぶことになったのか。非常に面白かった。個人的には、おやすみドビュッシーが好き。


Replacing underperforming protected areas achieves better conservation outcomes. Richard A. Fuller, Eve McDonald-Madden, Kerrie A. Wilson, Josie Carwardine, Hedley S. Grantham, James E. M. Watson, Carissa J. Klein, David C. Green & Hugh P. Possingham. Nature 466, 365–367. 2010

昼間、睡魔と闘いながら(最終的には負けた)読んだ一本。オーストラリアの保護区に既に指定されている地域で、費用対効果低い場所を保護するのをヤメて、費用対効果の高い場所にすれば、お金が浮きますよ・植物型もたくさん守れますよ、という話。平たく言うと、最適化となっていないので最適化しました、という話。流れもやったことも分かったが、何を言いたいのか伝えたいのかはよく分からない。明日のゼミで、この作者の意図を議論したい。

その後、図書館に籠って論文書き。
共著者からの論文手直しメールが届く。お忙しい中、ありがとうございます。
休憩と称して、日露戦争・ロシア革命・第一次世界大戦の勉強。せっかくシベリアに行くのだから、色々知っておきたい。

夜、ロシア語の勉強。
シベリア鉄道内で現地人と会話するのが目標。
ラベル:生物多様性 書評
posted by しばきん at 21:59| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 研究生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月02日

2月の目標

朝、靴下をはき忘れて寝てしまい、夜に寒くて目が覚めてしまったので、激しく寝起きが悪かった。
唸りながら大学に行って、昨日のシミュレーションの確認。ふーむ、やっぱりダメか。
考え直して、色々試行錯誤。ランダムサンプリングであることを仮定して、色々考える。

お昼御飯。昨日より、ビュッフェのサバの大きさが大きくなっていた。
昨日と同じく二切れトレイに取ったが、値段が1.5倍だった。うーむ。

午後、試行錯誤でシミュレーションを回す。巧く行ったので、ボスに報告。
納得してもらったので、論文に出来そうな感触を掴む。とりあえず、水産学会はその前段階までを発表するしかないな。言い訳を考えねば・・・。


今日の読書。
そして誰もいなくなった


以下ネタバレ。
判事の死体を調べるときに医者が誰かとグルなのは検討がついたが、その相手は違う人物を想像していた。一番最初に殺されたことになっている青年の死ぬシーンでは、誰も医師以外確認している様子はない。本人の演技かと思っていた。だから青年がまず死体になることで、皆の疑惑から逃れつつ、他の殺人をやっているのだと思っていた。くそう、うーん、面白かった。



###2/20追記
目標を書いたと思っていたらうっかり書き忘れていた。
今月の目標は、

・ロシア語で中学一年生程度の読み書きが出来るようになること。

2/23から二週間シベリア行ってきます。
posted by しばきん at 23:12| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 今月の目標 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月01日

おばちゃんとコーヒー

朝。寝坊。お昼ご飯食べながら後輩の発表チェックをするというので、お弁当を買いに。
途中、いつも4号棟のお掃除をしてくれるおばちゃんに、いつものように挨拶。

しばた「こんにちはー!」
おばちゃん「にぃちゃん、ちょっとこれ!」
しばた「!?」(110円渡される)
おばちゃん「これでコーヒーでも飲みぃ!」
しばた「え、いいんですか?」
おばちゃん「ええのええの、にぃちゃん、いつも挨拶してくれるから!」
しばた「!!」
しばた「ありがとうございます!いただきます!掃除いつもありがとう!」

朝から大変気持ちが良くなった出来事であった。
おばちゃんいい人だなぁ。いつも綺麗な研究室を使わせてもらってありがとうございます。

昼飯までの一時間、ドワーフミンククジラがクロミンククジラとともに調査捕鯨の対象になっていたことを調べる。少なくとも2002年以降は獲っていないようだが・・・。詳しいことは不明なので、近々IWCオフィスにでも資料を請求してみよう。StellaとMario、元気かなぁ。

昼飯を食べながら後輩の発表のチェック。やっぱこじんまりした部屋だと皆さん意見が活発。
好きなことを好きなように言う。

コーヒーに入れる黒糖が切れたのと集中力が切れたので、お買いものと読書。
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常


さらさらと読めてしまった。
やっぱ栞子さんいいなぁ。一巻同様テンポがいい。

その後バグ取り。
うーん、ブートストラップって便利だけど中々に扱いが難しいものでもありますな。何をブートストラップサンプルの単位とするかで、色々悩む。色々先行研究があってどれもきっと正しいのだろうけど、ちょっと自分のデータでやってみるとうまくいかない。ううむ、いくらなんでもこれはちょろまかしているのでは・・・と疑ったところで仕方ないので試行錯誤。いくつかシミュレーションをしかけて、今日はおしまい。明日の朝には終わっているであろう。



週末の読書。
デザインの組み方


本は10冊同時に読め!という本を読んでから、本屋で全く興味のない本棚をうろうろするクセがついた。そのときに衝動買いした一冊。広告やちらしのデザインの、劇的なビフォー・アフターが紹介されている。左側のページにビフォー、右側にアフター。その構成のおかげですごく変化が分かりやすい。プレゼンの勉強になるのはもちろん、伝えるための工夫に思わず唸る。色々考えさせられた本。僕は岡本太郎の「今日の芸術」がかつての愛読書だったのだけれど、それのおかげで美術館に行くと決まって頭が痛くなるまで鑑賞してしまう。同じ理由でこの本も読むのに苦労した。面白かった。


さよならドビュッシー


美味しい刺身を食わせてあげようと思って、近くの天王町というところの魚屋におでかけ。開店時間よりも一時間間違えて到着してしまったので、時間つぶしにこの本を買ってロイヤルホストへ。何の気もなしに選んだが、これが大当たり、だと僕は思った。ピアノを弾くシーンなんか、すごくよく描写されている。一文が短いから、さくさく読める。躍動感がある。一応推理小説の形をとっていて、最後のどんでんがえしは全く読めていなかった。ううむ。
僕はお母さんがピアノの先生だったので、昔教えられていたけど、大体の子供がそうであるように(?)、親に無理矢理教えられたピアノはたいして身に付かなかった。それでもたまに弾きたくなるので、横浜の家にもキーボードは置いてある。この本を読んで、また少し弾きたくなってきた。
posted by しばきん at 23:37| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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